昨年2022年の年明け元旦は、0時スタートで「腕立て伏せ」100回を完遂。0時3分には終わったことで、日本で1番早く腕立て100回をしたと…自分勝手な肯定感に酔いしれ、それが何となく面白くなって「100回チャレンジ」と言って毎日続けてみることに…
100って数字の達成感と5分で終わるという手軽さに惹かれ、取り憑かれたように続いてしまう毎日。それからは腕立て伏せ以外にスクワット、腹筋、縄跳びなど100回だけしかやらないワークアウトを部位をかえてやってきました。それからランニングを加え8キロ~10キロのロードワークへと変化していきます。
2022年夏には鮎釣りで、このルーティンが功を奏して束釣り(100尾釣り)を3回も達成。体重も高校時代まで3キロとなり現在の筋量からすれば上出来だと思える仕上がりとなってきました。
2023年のスタートは0時15分に完了…
今年は腕立て伏せノンストップで100回、スクワットも同様に100回、腹筋は120回と昨年の「3倍チャレンジ」にしてみました。量だけではなく内容と質ともに体が喜んでくれました。
実は大晦日に思いもやらぬ落し物をして激しく落ち込みました。4時間くらい探しても見つからず、帰宅しても落ち着きません。
紅白歌合戦も耳に入ってきません…
ご飯も食べたくもない…
大切な物を落とすと、こんなに辛いんだと…
悔しい思いでいっぱいでした。
気持ちを引きずったまま年賀状の作成をはじめ、2022年に撮影した写真を見たり、文書を書いていると、夢中になって魚を追いかけた岐阜県馬瀬川が映った写真に目がいきます。すると自然が生み出す川の流れに吸い込まれるようにすっと心が体に入っていきました。
今年はチャレンジを諦めていましたが「一尾バラした時に似てるなぁ」…なんて思いながら、スイッチオン。夢中を収めた一枚の写真が、こんな風に一発逆転を決めてくれた僕は極めて単純でありラッキーでした。
治療の世界や釣りも、夢中になれるものがあったからこそ、こんな形で心を救ってくれたのだと思います。
思いもよらない一枚。
「夢中は努力に勝る」とはまさにこのことだと思います。今回のことはまさに夢中でしか治らないものだったといえるでしょうね。
島田 雅司