坐骨神経痛

北京オリンピックも真っ只中、日本選手の活躍を聞くと晴れやかな気持ちにしてくれます!!
特に平野歩夢選手の金メダルを獲得した最後のパファーマンスには感動しました。
ふだん見ることが少ない冬季競技における選手の動作を分析することは、私にとって多くの学びを与えてもらってます。

さて最近、腰部からお尻にかけて痛み・痺れ症状を抱える方が増えております。
その症状の多くが坐骨神経痛で、

お話を聞いていくとキッカケはさまざまでした…
・外出が減り運動不足で筋力が落ち、体重が増えた。
・リモートで長時間座る時間が増えた。
・換気により室内が冷えて、腰を冷やしてしまった。
・今年は例年より寒く感じ、冷え性がツラい。

以下画像は坐骨神経の走行です。人体の中で最も太い神経であり、腰部から殿部、大腿部を通り、枝分かれしながら足先までつながって走行しています。

坐骨神経痛の原因としては「腰椎椎間板ヘルニア」、「梨状筋症候群」、「腰部脊柱管狭窄症」などがあります。
腰椎に異常が生じ坐骨神経に刺激を受けて発生します。
実は梨状筋に偏ったストレスがかかり圧迫されることでも痛みが出ることがあります。

今年は特に、下半身の冷えによる血液循環の悪さから、症状が起きているように思えました。

身体の血液循環が悪くなると細胞組織の酸素供給が鈍くなります。それにより、代謝機能が低下し痛みを引き起こすブラジキニンやセロトニンといった痛みの原因となる疼痛物質が、筋肉などにたまりやすくなり痛みを発生させています。

そのためマッサージや鍼灸で、身体の血液循環を改善し、代謝機能を改善することで症状を緩解させることが出来ます。
また東洋医学では、流れが滞ることによる痛みを「不通則痛(通じなければ即ち痛む)」といいます。
滞っている気・血・水の巡りや流れを改善していくことが大切です。

いま痛みを抱えている方はお気軽にご相談下さい。

西洋医学的な見立ても行い、東洋医学的なアプローチである、原因への治療法「根治」で症状を緩和、改善のサポートを行います。

※「根治」とは、風邪を引いた時に出される解熱剤にような枝葉へのアプローチではなく、原因となる根本、根元からアプローチして治していく治療法を指します。