女子東洋太平洋&日本アトム級王座統一戦が東京・後楽園ホールで行われました。
松田恵里選手(TEAM10COUNT)が3-0のスコアで、プロデビューから7ヵ月、3戦目で二つのベルトを手にしました。
試合前日の計量の後、神奈川に戻ってきた松田選手のコンディショ二ングを辻堂の治療院で行いました。身体のピークは12日前にすでに迎えており、満ちた月が欠け始め、かなり時間が経っている状態。持ち備えたしなやかな筋はやや硬化傾向、打撃系の要といえる肩甲骨は動きを失い始めていました。
しかし、ステップ技術やバネの爆発力、さらにはパワーもアップした松田選手の筋質は私の想像をはるかに超える形で応えてくれました。試合の中でもスキルの向上や、自信を備えたメンタルが相手対してだけでなく、会場全体を支配していくのが分かりました。
筋質80%、上下バランス70%、左右バランスは60%と決して、いい状態とはいえない状況の中、テクニックやスキルで相手を圧倒していく強気な姿勢には世界の舞台が近づいていることを確信しました。
私自身、松田選手のパフォーマンスを最大限に引き出すケア技術を磨き、もっとレベルアップしなければと感じています。世界で闘える選手をサポートする責任を重く受け止め、成長していきたいと思います。
島田