花粉症

3月に入り暖かい日が続いています。
この季節、花粉さえなければと感じている人も多いのではないでしょうか。
今年は例年より飛散量が多いということもあり、外出を控えたり、薬を多く飲んだりなど対策されている方が増えました。
鼻水の分泌が増したり、粘膜が腫れて詰まったりすることは副交感神経の働きが強くなっている状態です。

「花粉症の症状を悪化させているのは、交感神経と副交感神経のバランスの乱れ」

私はこの自律神経に関わる治療に関して、大学病院で心身症疾患を患う人たちに対しても臨床・研究を数多くしてきました。
心療内科では頭痛、めまい、パニック発作、うつ病、全身に痛みがある線維筋痛症などにお悩みの人に鍼灸治療を行ってきました。

そこで分かったことがホメオスタシスの調律でした。

呼吸の深さをみて、脈診を行い、お腹のかたさを診ます。次に頚椎から胸椎、腰椎、仙骨まで弾力と、その周囲筋も併せて診ていきます。
体幹を中心とした治療で呼吸を調え、最後に耳への治療を行います

当院では耳ばり治療で、アレルギー疾患を治療したり、過度な食欲の抑制するなど、日常的に起きるお悩みも解決してきました。
人によっては治癒までにはお時間がかかることもありますが、その間には患部とは別に改善されていく症状の発見もあり、治癒への喜びや希望も溢れることがあります。

一つの患部に対する治療で一つの効果があるわけではなく、二つ三つと改善される効果もあります。
これこそ自律神経が調律された、正常な反応であると考えます。このホメオスタシスへの治療を行い、お悩みの症状を少しでも和らげられるよう努めています。