社員を釣りに行かせよう

先日、島田先生の故郷である岐阜県下呂市に鮎釣り研修に行ってまいりました。

初日は島田先生の友人が営む温泉旅館「望川館」に泊まり、地元のグルメを堪能。
また、下呂温泉に浸かりながら心身の疲労を癒し英気を養いました。

客室からの眺め

翌日は朝一から鮎釣り研修がスタート。
各々、島田先生に指導いただきながら鮎を釣り上げることが出来ました。

塩焼きにして美味しくいただきました。自然の恵みに感謝...

飛騨の郷土料理「朴葉寿司」とともに

以下、スタッフのコメントです。

稲見
今回の研修を通じ、自然から多くの発見と学びがありました。例えば、川の流れの中にも流れが速いところや緩いところ、またうねりが出来ているところなどがあります。
鮎釣りをするのに実際に入ってみると外見ではみえない石や岩、底の深さによって様々な現象が起きていることが分かりました。
川の中という見えない部分を想像し、釣りをしていく姿はまさに治療につながる視点であると感じました。
自然から学んだことを活かし、日々の治療の中でも見えない部分を想像し、奥行きのある治療を目指してまいります。

飛鳥田
自分中心では成り立たない鮎釣りを通じて治療者としての在り方を学ばせていただきました。
大自然の息吹きも感じ、より自然体でありたいと改めて感じました。
また大先輩の粋な心遣いにも胸打たれ、たくさんの学びのある有意義な時間となりました。

高橋
はじめは、竿の位置や糸の張り具合に気を取られてばかりいました。
不思議なもので、そのように竿の操作にいっぱいいっぱいになっている時にはかかりません。
鮎がかかるのは、おとり鮎を通じて、川と一体になれている感覚に近づいた時です。
そんな時は、おとり鮎が気持ちよく遡上しているかのように感じられます。
突然、ガツンと大きなアタリ。
来た!と喜ぶや否や、あっという間に下流に竿がのされ、糸が切れておとり鮎ごと逃してしまいました...
「逃した魚は大きい」とはよく言ったものです。その時ばかりは己の未熟さを棚に上げて悔しがりたい気持ちになりました。
しかしながら、あの大きなアタリの感触と、自然との一体感を忘れることはないでしょう。

鮎との対話。自然との共存。
鮎釣りは、若く未熟な私たち治療家に多くのことを教えてくれました。
今回の学びを胸に、これからも精進してまいります。