民藝の世界

先日、島田先生から民藝の器をプレゼントしていただきました。
一つは大分の小鹿田焼、もう一つは沖縄のやちむん。

民藝の器で食事をしてみると料理の見た目が良くなり、何より味も美味しく感じました。器の色や重さなどの存在感が料理にも大きく影響するのだと「器の魅力」を味わうことが出来ました。
自宅での食事がより楽しみになり、コロナ禍で外食が減った今、自宅での時間が充実するようになりました!

民藝について調べてみると、
民藝とは「一般の民衆が日々の生活に必要とする品」という意味で、有名な作家さんがこだわって作り上げた一点ものではなく、工場で大量生産されたものでもありません。
一つ一つ名も無き職人さんの手しごとによって作り上げられた「民衆の、民衆による、民衆のための工芸」と言われています。

民藝を提唱した柳宗悦らは、名も無き職人の手から生み出された商品は、美術品に負けない美しさがあると唱え、「美は生活の中にある」と言っています。
そして、各地の風土から生まれ、生活に根ざした民藝には、用に則した「健全な美」が宿っていると、新しい「美の見方」や「美の価値観」を掲示したと言われています。

実際に使ってみることで、長い伝統を受け継いできた職人の「手仕事」の素晴らしさに感動しました。また、絶やすことのない伝統の継承の流儀に業種は違えど同じ手を使っていくものとして学ぶことが多くありました。

島田先生からよく使うお茶碗は自分で選んだ方が良いとアドバイスをいただき、早速鎌倉の「もやい工藝」へ。

素敵な雰囲気のお店で、各地の民藝品が並んでおり気になるものばかり、、、

悩んだあげく、気に入ったやちむんのお茶碗を見つけることが出来、早速購入。

今度は、どんぶり茶碗も気になっており、
暮らしを豊かにしてくれる「民藝の世界」の虜になりそうです。

稲見卓也