サーフィンを始めて今年で4年目を迎えています。
年数を重ねるごとに乗れる波が増え、波乗りの奥深さと共に楽しさも増してきました。
自然の中で過ごしているとさまざまな発見があります。
海に入る前、ボードを横に置きストレッチをしていると最初に潮の満ち引き、押し寄せる波に海の呼吸を感じてしまいます。
次に風や波の表情など…パドルで沖に出ながら、その日の状況に合わせて波を予測していきます。
そして思い描いた波をキャッチした瞬間、心拍数が一気に上昇。跳ねる心臓を落ち着かせ冷静にライドできた時だけ波との調和を感じることができます。
海はまた危険と隣合わせで、波巻かれたり、ボードが衝突したりと命のやり取りを常に意識させられます。
死生観を学ぶフィールドでもあり私にとって海は一つの道標となってくれています。
自然治癒力を扱う我々治療者にとって、海をはじめとする自然との時間は感性をつくる貴重な場所だと改めて感じました。
稲見