風の時代に

ようやく謎が解けました。

お陰様でご予約がびっしりの島田先生とは、隙間時間を惜しんで、日々カンファレンスや治療についてのディスカッションをしています。限られた時間がもったいないので、お休みの日に何をしたかまでは話は及ばずが常です。

 私はこの治療院に勤務して4年になりますが、先日、この新聞をみてようやく島田先生のプライベートでの正体を知りました。鮎釣りをしていることは知っていましたが。全日本鮎釣り選手権で優勝を争うほどのアスリート選手だったとは…。

島田先生の経歴は、実に多角覚的です。
大学病院の心療内科や麻酔科での客員講師、プロアスリートやミュージシャンのサポートなど、医療の最前線から芸術・スポーツの現場まで。

私は長年、図らずも、二足の草鞋と言われたり、異業種からの転身を不思議がられたりしましたが、島田先生はそれを多角的に捉え、深くご理解くださいました。どれも本気なんですと力説しなくても、理解していただける心地良さ。

多様性とは耳にしますが、治療の為には、その人自身の中にある様々な要素を深く理解する必要があります。どの部分もその人であり、相互作用して、今がある事。
家族内、会社、社会的、仕事、趣味、立場、役割、精神的、身体的など、二つの側面、表と裏、相反したり、矛盾したり、変化したり、時にはネガティブにもポジティブにも転じたり。

風の時代になり、ようやくなんとなく残念な「二足の草鞋」ではなく、相乗効果を生み出す「二刀流」が理解されやすくなったように感じます。研ぎ澄まされた7感と、深い洞察力と柔軟さが効果的な治療につながると納得し、謎が解けてスッキリ。釣りが人体の構造と治療とよく似ていることはまたの機会に。

風の時代はまだまだ続きます。
辻堂にもタワーマンションが建ちました。
ビル風も追い風に。

当院は「生活にそっと医療を提案する」場所でありたいと考えています。
“より快適なお身体”に導くための医術として、整体・鍼灸・マッサージを組み合わせ、多角的な視点でお一人おひとりに向き合います。
どんな方でも、どんなお悩みでも、どうぞいらしてください。

毎日お疲れ様です。
年末ラストスパートで全力疾走される方、
元旦、2日もお待ちしております。

真田