生理痛の正しい認識

コロナウィルス、早く終息して安心したいものですね。

辻堂駅近くのト○スでは朝一で並ぶとマスクが買えるとか買えないとか。

 

さて、当院へご来院いただく男女の割合は3:7で女性の方に多くご来院いただいております。

そんな女性のみなさんが抱えているお体の問題で密かに多いのが生理痛。

先日は慢性的な肩こりが主な症状で定期的に診させていただいている30代の方から施術中に相談されました。

 

「生理が始まった頃からずっと毎月生理痛があるんです。」

 

その方は毎月生理の初日に必ず腹痛が起きてしまい、仕事に支障が出てしまうほど。

痛み止めは体のためには出来るだけ飲みたくない。だけど仕事中に辛い顔をしたり、パフォーマンスが下がると同僚から「だったら痛み止め飲めばいいじゃん」と思われそうで辛くても笑顔で頑張っていました。

この患者さんは中学生の頃に保健の授業で先生から、生理痛は子供を産むために必要な痛みであるといった間違った知識を教わっていたため痛みがあるのが当たり前だと思っていました。 

 

このように生理痛はあるのが当たり前という認識で、痛みを薬で抑えたり、我慢して毎月乗り越えている方が大勢いらっしゃいます。

みなさんはなぜ生理痛が起こるか考えたことがあるでしょうか。

ここでは医学的な言葉は使わずにわかりやすくあるものに例えてお話しします。

 

よく例えるのが「タオル」です。

 

水をよく含んだタオルとそうでないタオル。

タオルが子宮だと想像してください。

水が血液です。

水をよく含んだタオルは少しの力で絞れる。

一方で、水をあまり多く含んでいないタオルは普通に絞ってもあまり水が出ないので力を目一杯いれないといけないのです。

毎月必ず訪れる痛みの正体はこの「絞りだす」際の痛みなのです。

 

生理は新しい子宮内膜にするために今までの内膜が剥がれ落ちて血液とともに外に排出される現象です。

子宮や骨盤の周囲の血行不良があるとこの排出がうまくいきません。ですがそれでも排出しなければいけないので、子宮はギュッと強く収縮しざるおえません。

 

痛みは基本的に体からのサイン(SOS)です。

ですので必ず意味がありどこかに異常がありますよ、ということです。

 

大切なのは生理前に子宮の血行を良くしておいてあげること。

当院での施術は全身マッサージをベースとして、子宮の血行を良くすることを得意とするツボを指圧や鍼灸で刺激します。

 

痛みがなくなる確率はもちろん100%ではありませんが、子宮筋腫やその他子宮関係の疾患がなければ多くの場合で改善傾向がみられています。

最終的には施術をしなくても生理痛がない状態へ辿り着くように日常のアドバイスなどもさせていただきます。