ボディマインドシナジー 〜日曜日よりの使者〜

ボディーマインドシナジーとは心と身体は相互に影響し合っているという考え方です。ボディ(身体)、マインド(思考、心)、シナジー(相乗効果)という意味です。身体の不調が、心へ影響をおよぼす場合と、逆に心の不調が身体へ影響をおよぼす場合どちらも考えられます。

最近、随分前にテレビでお笑い芸人の松本人志さんが、
「人を笑わせたくてお笑いをやってるのに、面白くないと、笑わないどころか怒りに変わる」
というような事を言っていたのを思い出します。

痛みを和らげたい、という一心で、鍼灸師になり、治療をしても、効果を出せなかった時、痛みは、不安や、怒りや、悲しみを招くかもしれません。

私は短い期間ですが、鍼灸の勉強と並行して、整形外科のリハビリテーション科で、電気治療のための装置を装着するパートをしていた事があります。その時に患者さんのボヤきを、たくさん聞きました。
整形外科の先生はとてもいい先生でしたし、とても親身になって話を聞いてくれる先生でした。リハビリの理学療法士さんもとても熱心な先生方がそろっていました。

それでも、治療には出来る事、できない事がありました。

幸いにも、その整形外科の先生も理学療法士の先生方も鍼灸に理解がある先生方でした。その経験から、鍼灸マッサージ治療はなくてはならないものと確信しました。

もちろん、検査や診断は、病院でしかできないので、必要に応じて、病院を受診する事をお薦めする場合もあります。相互に補い合って、患者さんの痛みが和らぎ、治癒に向かう方法を探ります。

鍼灸マッサージ治療と言っても、治療院によって、手法は様々です。マッサージはあまりしない、機械を使う、患部には触れないなど、流派や考え方、取り入れている技術は多岐に渡ります。

コンフォートスタイルの最大の特徴は、
・オールハンドでのマッサージ
 (機械は使いません、ドイツのクラシックマッサージがベースです)
・自律神経調整を同時におこなう
 (仙骨周辺を丁寧にとらえ、呼吸コントロールを意識しています)
・何にも変え難い「気持ち良さ」があること
 (バキバキ音を鳴らしません)

スポーツの痛み、ガンの痛みの緩和、不定愁訴の痛み、どんな痛みでも、「手」の力を感じていただけると思います。

笑いのツボも、身体の特徴も、痛みの程度や感じ方も十人十色です
身体のツボと、筋肉の構造は基本的には同じですが、わずかな違いは、「手」が感知します。

痛みを和らげる、または、不安を和らげる事が出来るように、精一杯寄り添います。

ザ・ハイロウズの曲「日曜日よりの使者」は、どうしようもなく落ち込んでいたところ、つけっぱなしのTVから目にしたお笑い芸人に笑ってしまい、まだ笑えるから大丈夫と助けられたことを歌った曲(かも?)というのは有名な話です。

ものすごく落ち込んだ患者さんと、気持ちを切り替える方法で、マインドフルネスの話になりました。現在は授業でも取り入れている高校があるそうです。いざ自分がどうしようもなく落ち込んだので、マインドフルネスを試してみましたが、とても難しかったです。原因を解決せずに、マインドフルネスをしてもなんの解決にもなりませんが、気持ちの切り替えは必要でした。

それでも、「てんとう虫が服にとまり、今日は少しラッキーなのかな、でも赤いてんとう虫ではないな」とか「思いもよらない優しさに、涙がでそうになるほど嬉しいと思ったり」少し気持ちが切り替えられたのは、ほんの些細なことでした。

施術でしっかりと痛みを取り除くことが第一ですが、「日曜日よりの使者」のように、痛みや不安を和らげるきっかけや、場所になることができたら本望です。

※画像はてんとう虫を探しに行きましたが、結局簡単には見つからなかったので、代わりの小花を。