「運動しなさい」っていうけれど

「運動しなさい」ってよく耳にするけれど…
「運動したらいいんだろうな」と、わかってはいるのだけど…

同じ運動をするにしても、

①運動が得意だ(だった)と思っている、瞬発力や、持久力、経験などで、やみくもに体を動かして、結局、故障する、疲弊する、続かない。

②苦手、運動をあまりしたことがない、何をしたらいいのかわからない。

③普段の仕事や生活で、痛めるほど体を使っている。そのうえ運動をするなんてとんでもない。

「健康を維持するための運動をすること」は「正しく体を使う」ということです。

ただただがむしゃらに体を動かすのは故障や怪我の原因になるし、せっかく体を動かす気になってもなんとなくの運動ではもったいない。逆に動かさない、または仕事や趣味により特定の箇所ばかりに負担をかけすぎるのではバランスをくずし、筋肉はかたまる一方。

私は運動は得意な方だと思っていましたが、恥ずかしながら、やっと数年前に「正しく体を使う」ことがこんなに気持ちがいいんだ!そして体が劇的に楽(ラク)になる!ということを知りました。
学生の頃はやみくもに走って、偏った筋肉の付き方をしたばかりか、スネの外側は張り、よく故障もしました。今ならわかります。内腿を使えていなかった、正しい体の使い方ができていなかったと。

このことを本当に実感できたのはヨガをはじめてからでした。ゆっくり丁寧に体の正しい使い方を意識しながら1日1時間。普段縮まっている筋肉を1時間かけて伸ばした後の体のすっきり感たるや。

「ヨガをはじめました」というと、
「いいね、自分は体が硬いから〜」と返されることが多いです。
私ももれなく、その硬いを自負していた一人なのですが。

「自分は体が硬いから〜」
これは、少し前の私の思い込み(台詞)でもあります。
言い換えると
「思うようにポーズが取れないので人前でヨガをやるのは恥ずかしい」となるのかもしれません。

でも、ヨガで本当に大切なことは、それらしく見えるポーズを必死にやることではなく、「骨盤の向きや、どの筋肉をつかうか」が大事で、人と比べることなく、自分の体に意識を向けることができるかです。

確かに「硬い」には個人差、癖、正しくない体の使い方をしている、運動不足、怪我の後遺症、思い込みなど様々な原因がありますが、『人と比べることなく、ただ、「正しい体の使い方」を意識してやってみる』それが肝心なんです。

自分は硬いと思う方にこそ、「正しい体の使い方をして体を動かす気持ちよさ、大切さ」を知っていただきたいのです。

それがヨガでなくても、ストレッチ、ピラティス、ランニング、ウォーキング、水泳、太極拳、など自分に合っているなら何でもいいです。
もっというと、特別な運動をしなくても、普段の動作で「正しい体の使い方」を意識すると、劇的に体は楽になるはずです。

今は、検索すると動画も沢山でてきます。人前に出なくても、自宅でいつでも体を動かすこともできます。人と比べずに、自分の体に向き合うにはちょうどいいかもしれません。

ご自分に合う運動をなかなか見つけられない方は、ご相談ください。
当院では高島トレーナー(水陸フィットネスインストラクター、STJ認定チューニングコーチ)が、体幹チューニングといって「脊椎・骨盤に一番近い筋肉を動かし、体幹を支え姿勢改善や腰痛緩和をするトレーニング」を丁寧にお伝えしています。現在月2回のペースで「体幹チューニングレッスン」も開催しています。

真田