姿勢から考える頚の痛みとパフォーマンスについて

最近、頚部の痛みを訴える学生アスリートが増えています。
そのほとんどがよく言われる「姿勢の悪さ」からきています。
痛みを訴える方の多くが肩よりも首と頭が前に出る、いわゆるスマホ首と言われる姿勢をしています。

人間の頭というのは約46kgです。
それを支える頚椎()は、自然に前弯し頭の重さを分散させ衝撃を和らげてくれています。
デスクワークの「前かがみ姿勢」では前弯が少なくなり、ストレートネックを助長してしまいます。

これは治療中にも、よく説明することです
頭を15度前に前に傾けると(顎が1㎝前に動く)首には12㎏の力がかかります。
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お米10kgを首の上に乗せていることを想像してみて下さい。
その重圧が続くと頚椎()の構造は崩れ、変化してしまいます。
姿勢が悪い人では最大37kgかかっている人もいるようです。

スポーツ時のプレーで考えてみると
「前かがみ姿勢」では首が前に出ることで見える周辺視野が狭くなります。
また、首の動かしやすさにも影響が出るため、サッカーやバスケットボールなどで重要となるフィールドを見渡す範囲も狭くなってしまいます。
周りが良く見えている選手ほど姿勢がキレイで、首の正常な動きで周りの状況を見渡したプレーをしています。

首の負担が減るだけでなく、試合時のパフォーマンスにも繋がる首の位置。
適正な位置に頭を乗せていれば頚椎()の前弯は正常に保たれ、機能も正しく発揮されます。

当院では、筋肉の緊張を緩和させる治療に加え、首の本来持っている機能を高めるホームワークなど、それぞれの特徴に合わせたご提案しています。
選手だけではなく「本質的な改善」や「パフォーマンス向上」など、たくさんの方達に喜んで頂いております。
ご興味がある方はご連絡お待ちしております。