まずは丁寧な前屈を

成果が見えると、気持ちも、身体も変わる近道になります。

私もいわゆる典型的な「身体が硬い」人です。
小学校の頃から、お風呂上がりにストレッチをしてたはずですが、柔らかくなることはありませんでした。笑ってしまうほど。「身体が硬い」人にとって、前屈は苦痛でしかありません。とにかく腿の裏側(ハムストリング)が痛い、背中も首もつらい!そして、例に漏れず腰痛に悩まされます。 

そんな私でも、筋肉の使い方、ポイントを知れば写真のように前屈が変わります。
私ももっと早く知りたかったです。

ポイント
①足裏4点(母趾球、小趾球、踵内側、踵外側)でしっかり床を踏
②内腿(うちもも)を引き上げる
③膝は曲げてok、踵の上にお尻、背中を丸めない
④呼吸を止めない(息を吐く)
⑤股関節から上体を倒す
⑥拮抗筋を意識する(伸びて痛いハムストリングではなく、縮んでいる腿の前側、大腿四頭筋に意識を向ける)
⑦メンタルブロックをはずし、ユラユラ揺らぎと柔らかいイメージをもつ

手強い方は、大転子付近、脊柱起立筋群まで、ボールなどを使って筋膜リリースをすると、更に効果的です。

膝は曲げてもいいんです。
息の吐き方と、身体の操作、筋への意識が変わると、気持ちの良い前屈ができるようになります。

この基本ができれば、何にでも応用ができます。前屈はその一例です。

たかが前屈、されど前屈。
なんとなくのストレッチを数こなすよりも、まずは、丁寧に前屈を深めてみてください。
自分にも出来た!と身体が変わるきっかけになっていただけたら嬉しいです。