「未来、共に働く治療家にむけてのメッセージ Vol.5」

横浜隼人高校サッカー部ヘッドトレーナー  稲見卓也

Q1入社した時の気持ちを教えて下さい。
学生時代から神奈川大学のバスケ部でアシスタントトレーナーとして島田先生から直接指導を受けていました。弊社で現在行なっているインターン制度の始まりの頃です。
当時、症状に対してだけでなく根治を目指す、評価や治療、リハビリなど多角的なアプローチを実践されているスタイルにとても惹かれました。私自身が怪我を繰り返していた高校時代に、このような治療を受けたかったと強く感じました。
また、選手と向き合う姿勢だけでなく、選手とトレーナーの関係性を構築する方法なども教わった事で「医療人としてだけでなく人としても大きく成長出来る環境」であると確信し、入社を決めました。

Q2また働き始めてから直面したことや、治療やコミュニケーションで困った事。またそれをどのように解決してきたのかを教えて下さい。
様々な現場(治療院、在宅、スポーツ現場)を任されるようになり、仕事量が増えてきた頃のことです。それぞれの質を落とさないように取り組んで頭が一杯になったことがありました。その時、院長の高橋先生から「やるべき優先順位を立てることで仕事が整理できる」と教わり、それに沿って仕事が円滑に進めらられようになりました。
もともと一つの仕事に対して集中して行いたい性格だったので、この考え方によって仕事の質を保ち、さらにそれぞれの仕事の切り替えもうまくできるようになりました。

ヘッドトレーナーや副主任など責任ある立場となり、他のスタッフに対しても積極的に指示を出すような場面が増えました。
指導はもともと苦手な方でしたが、皆で協力した方が達成感が高く、また楽しさも倍増でした。個ではなく組織としての利点を生かし、可能性を最大限に活用していきたいと考えられるようになりました。

Q3自身にとってのやりがいとはなんですか。
高校時代に度重なる怪我に苦しみ、復帰に焦り再発を繰り返したことがありました。その時ケアやリハビリの大切さを実感し、この道を志すキッカケにもなっています。
そのため、私のような「怪我を繰り返す選手をゼロ」にしていくのが私のミッションであり、やりがいであると考えています。

Q4そのやりがいは、コンフォートスタイルでどのように生かされ役立たせていますか。
県内の高校トップクラスの選手と関わる事が多く、学生アスリートの成長力と回復力には無限の可能性を感じています。
「怪我を一つの好機と捉えることで、自身と向き合う時間がつくれる。そしてリハビリを通じてマイナスな出来事を強かにプラスに変えていく視点」が何より大切だと考えています。
怪我からの復帰を境に、以前より高いパフォーマンスを発揮させられています。また細部まで丁寧にケアなど施すことで、再発を予防できるようにもなりました。
そんな選手達との出会いは、私にとって最高の宝ものになっています。