婦人科疾患vol.2『貧血』

最近、なんだか無性に氷やゴマなどを「ガリガリ」と食べたくなる40代。
氷もゴマも食べ過ぎたら良くないとわかってはいるのだけれど…。
 
去年まで絶好調だったのに、体が重くゴールがやたらと遠く感じる
真っ黒に日焼けした中学生の長距離ランナー。走っていない時はとにかく眠い…。
 
どちらも、「貧血」の症状です。
実は上は現在、私の姉の症状で「子宮筋腫が原因の貧血」
下は私が中学の時に経験した「鉄欠乏性貧血」「運動性溶血性貧血」
 
姉は子宮筋腫がありますが経過観察中です。
諸説ありますが、氷やゴマを「ガリガリ」食べるのはその「ガリガリ」と食べることがポイントで
反射的に脳の血流を増加させているとも言われています。
 
25年前の中学の部活動レベルでは「鉄欠乏性貧血」や「運動性溶血性貧血」は
理解されにくい環境でした。
一般的には貧血は色白の人がなるものと思われていたので、真っ黒な筋肉質の
中学生がまさか貧血だなんて。というところだったでしょうか。
貧血とわかるまで、ただの怠け者と思われるのが嫌でとても苦しい思いをしました。
 
この様に同じ、「貧血」でも原因も症状も様々です。
貧血は身体が重く思うように動けない、眠いなど、症状を表現することも難しく、周りも
本人でさえも「貧血」であると気づきにくく、重症化するまで我慢してしまう事が多く見られます。
 
改善するために、まずは適切な検査を受けること。その上で鉄剤や注射での鉄分補給、
食事の見直しなどが基本的な治療方法となります。
東洋医学の良いところは、身体全体、生活環境など様々な視点から総合的に、
何が影響してこの痛みや辛さが出ているのか考察して治療を行う点です。
 
ポイントは「酸素や栄養を運んでいる血の流れ」ですが、
子宮筋腫が原因の貧血には、ホルモンバランスを整え、血行不良や冷えを改善する施術。
呼吸を整え、副交感神経、交感神経をコントロールします。
鉄欠乏性貧血には、筋肉の硬結を取り除き、酸素をしっかり巡らせ、血液を作る臓器を元気にする施術。ハードなトレーニングや筋肉に負けない強めのアプローチをします。
 
身体の微妙な冷えや、硬結を感知できるのが「手」です。
私たちは、他のどんな道具よりも、手からの情報をとても大切にしています。
もちろん、視覚、臭覚、聴覚から得る情報もしっかりキャッチするアンテナを張っています。
 
きっと、痛みを理解し、痛みを和らげたいという思いを、私達の「手」から
感じていただけると思います。
辛さを我慢せずに、ご相談ください。
 
こまめな消毒、換気を行い感染対策をしてお待ちしております。